中坊周一郎先生(NIAMS/NIH, 京都大学リウマチセンター)at JSSB

JSSB

最近は、寒暖の差が激しく、雨の日も多くなり、天候が不安定です。加えて、この国の空調は常に全力なので、建物の中は異常に寒かったりします。外が暑いからと薄着で実験室にいると風邪をひきます。個人的に冬->春は精神的にもぶれやすいので、体調管理が難しい季節です。

さて、先日JSSBにてNIH(Kaplan’s lab)の中坊周一郎先生にセミナーをしていただきました。中坊さんはNIH金曜会の幹事を長らくされており、私も金曜会を通じてお世話になりました。この秋にNIHでの留学を終え、京都大学リウマチセンターに赴任されるという事で、帰国前にJSSBでのトークをお願いしました。詳細

中坊さんは膠原病の専門家で、医師になってから一貫して自己免疫疾患の臨床と研究に従事されてきました。NIHでは、全身性エリテマトーデスのマウスモデルと時計遺伝子の関与について研究されました。臨床家が少ない会なので、基本的なバックグランドからデータの紹介を笑いを交えながらしていただきました。特に研究裏話はすごく共感できました…。時間がかかる実験でなかなか良い結果出ない場合にどう踏ん張るかが研究者として資質が問われるところですよね。

帰国後は臨床医に復帰されるのですが、実は研究が一番楽しいとのことで、できることならもっと研究に没頭していたかったのことです。「一般的な臨床はある程度トレーニングすれば誰でもできる、研究は医師としてその上のレベルに達するために絶対に必要で、かつ、すごく楽しい(京都弁で)」。熱いです。が、やはり好きなことだけを追求していくのはとても大変な事のようです。ちなみに先生の頭脳の90%はガンダム+馬で占められ、残りの10%で仕事をしているとのことでした。

セミナー後は近場のBreweryへ。すぐ解散する予定が、ビール一杯で閉店まで。

帰国後はリウマチセンターにて臨床、臨床研究を中心の仕事されるとの事です。セミナー内でも帰国後の色々な治療案をお話されていました。きっと益々ご活躍されるのだと思います。

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