2024年を振り返って 

アメリカ

2024年もあっという間に過ぎてしまいました。最近はセミナーの紹介ばかりでしたが、少しはブログ的なことも書いてみようと思います。

 ボルチモア市、メリーランド州、アメリカ国旗

昨年はライフイベントやビザの変更、ティーチングへの挑戦、さらにはいつまでたっても返事のないTAXリターンなど、事務手続きに追われた一年でした。プロセスがなかなか進まず、ストレスを感じることも多かったですが、何とか落ち着きを取り戻しました。また、仕事に集中するため、昨年は出張を一つも入れず、毎日ラボに通い続けました。そのおかげである程度は進展したと思いますが、論文完成にはもう少し時間がかかりそうです。システムズ神経科学や行動実験は、論文化まで時間がかかると聞いていましたが、5年も経つとさすがに「そろそろなんとかしたい」という気持ちになります。いくつかのプロジェクトを並行して進めているので、ここ数年でまとめて発表できると良いなと思っています。

 
左:クラブケーキサンドイッチ、右:ターキーのサンドイッチと鶏肉のパニーニ
アメリカにはこんなご飯しかないです!

当初は留学も2~3年程度のつもりでしたが、仕事の進捗は予想とは大きく異なっています。ただ、これまでの人生を振り返っても、焦って動いたり、人と比べて無理をしてもうまくいかないことのほうが多かったと感じます。周囲を巻き込みながら勢いよく進んでいくタイプの人も多いですが、私は理想のスケジュールやキャリアパスを描き、その通りに進めるタイプではないようです。できる範囲で淡々とやることを積み重ね、縁のある道を進んでいくのだろうと思っています(そう信じています!!!)。もはや神頼みなわけですが。とはいえ、ボルチモアやDCエリアには、成果を次々と上げて成功を掴んでいる優秀な友人たちも多く、良い刺激をもらっています。そういった人たちの背中を見ながら、自分も頑張っていこうと思います。

 年末年始滞在したド田舎からみる初日の出

さて、2025年は昨年の成果を発表するとともに、そろそろ就職活動も視野に入れ、学会参加を再開しようと考えています。手始めにGRCに応募してみました。参加できれば良いのですが、どうなるでしょうか。また、昨年のシカゴでのSfNをスキップしたため、今年のサンディエゴ開催には参加を検討しています。サンディエゴは人気の開催地でもあるため、日本の知人にも再会できるかもしれません。さらに、ライフイベントの関係で5年以上ぶりに日本への一時帰国を計画しており、友人や先生方と情報交換をする機会を作れればと考えています。帰国に向けた情報収集や根回しも進めていかねばと思っています(アポはこれから…)。日本のアカデミアも決して良い話ばかりではないですが、研究そのものに関しては文句なしにアメリカが環境的に優れています。しかし、生活面を考えるとやはりアメリカは厳しく、なかなか慣れません。何かのどさくさに紛れて、小さなラボでも持たせてもらえないかなと夢想してます。

今年も頑張っていこうと思います!

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