5年ぶりの帰国と再渡米までの半年

アメリカ

2025年1月の雇用凍結、そしてH1Bビザ手続きの関係で、3月に一時帰国し、8月まで日本に滞在していました。その間、ESTAでアメリカを行き来しましたが、J1ビザで2020年3月に渡米して以来、実に5年ぶりの帰国でした。久しぶりの日本は感慨深く、この5年の間にいろいろな変化を感じました。改めて「日本は住みやすい国だな」と思う一方で、夏の猛暑にはさすがに参りました。どこへ行っても暑く、気候の変化を実感します。この半年間はほとんど実家で過ごしており、外出も少なかったのですが、後から読み返す“回想録”用に、節目ごとに印象的な出来事を簡単にまとめておこうと思います。

3月
  • 5年ぶりの帰国。Unitedでシカゴ経由、東京から福岡までの片道フライト。航空券は$600と比較的安価。羽田空港で手元の現金150円では水すら買えず、物価上昇に衝撃を受ける。

  • とはいえ、日本は良いものがお手頃価格
  • 期限が切れた運転免許証を更新(新規扱い)。書類準備が少し面倒だった。新規扱いだがゴールド免許に。

  • 5年ぶりの人間ドック(温泉宿での一泊二日プラン)。口からの胃カメラがきつかった。糖負荷検査の採血で血管迷走神経反射。大きな問題がなくて一安心。

  • 健診ついでに旅行できるのはいいですね。
  • 久留米大医学部の友人とその上司を訪問。私立大学で基礎研究を行うメリットや現状について話を聞く。

  • 地方大よりも余力がありそう?
4月
  • 広島大、大阪大、大阪公立大の先生方や同期、生化若手の友人らを訪問。順調な人もいれば苦戦中の人も。久々に会えて嬉しかった。大公大の近藤先生から「論文出るまで帰ってくるなよ!」と激励を受ける。

  • 広大東キャンパスの学食、学食良いです。
    広島市本通りにて。
  • 結婚関連の用事で島根へ。教員時代にお世話になった先生方や友人と再会。

  • 特急やくも、横揺れがすごい。早朝の出雲大社
  • 5年ぶりのお墓参りで西日本を縦断。途中の明石で明石焼きを食べ逃し、リベンジを誓う。

  • 加古川のB級グルメ”かつめし”思い出の味
  • 東京滞在では、都医研訪問、某有名先生ご夫妻や友人・親族との食事会など。

  • ESTAで一時的にボルチモアへ。CBPでの入国審査に緊張するも、トロントのCBPは空いており、面接はほぼスルー。Air Canadaが安定していれば良い選択肢なのだが。


5月
  • ボルチモア滞在。CFG Bank ArenaでLinkin Parkのライブへ。ライブは最高だったが、やはりボルチモアの街はsketchy。

  • 唯一追ってる?海外ロックバンド。
  • ボルチモアの友人や上司ファミリーとの食事会。

  • 私、妻の上司夫妻との会食会場
  • MARC鉄道でDCへ。5年目にして初めて動物園や博物館をめぐる。

  • オジさんみたいなパンダ。
  • 帰国便のデトロイト経由がキャンセルになり、急遽仁川経由に、空港は大きくて綺麗だった。初の大韓航空は快適だったが、片道$1105。

  • インチョン空港、広い。スタバの店員がマルチリンガル

6月
  • 登山部メンバーと六甲山登山。約6年ぶりの再会。途中で2名脱落したが全員無事下山。登山後は初の有馬温泉で日帰り温泉、次回は宿泊したい。

  • 博士学生からの付き合い
    装備の不備と体力、気力などは年相応に低下し…

7月
  • 引きこもり期間。H1Bビザ手続きが遅れ気味で、7月7日完了予定がずれ込む。

  • NIHのボスが東京出張ついでに神戸で会う。
  • 日中は暑すぎて行動不能。朝5時に起きてジョギングする生活が定着。


8月
  • 東京大使館でH1Bビザ面接。大阪領事館は9月まで予約が取れず、東京で予約。
    酷暑(40度)、やたら緊張感のある警備、長蛇の列、半年無職の私、これで落ちたら無職、様々な要素から緊張感MAX。万全の体制で臨んだ面接は予想外にあっけなく、「勤め先はどこ?何をするの?」の2問で終了。所要2分。

  • 本郷周辺長濱夫妻とランチ。アメリカの友人と日本で会うと少し不思議な感覚。

  • ランチ会場。おいしかった。

    隠れ家的?喫茶店。T大やJ大の人が通うのだろうか。

  • 帰り道に浜松医大・岐阜大の先生方を訪問。若い教授たちから強いモチベーションをもらう。

  • 鳥取大・広島大にも少し立ち寄り。米子に向かう途中、線状降水帯による通行止めにヒヤリとするが、ギリギリ回避。

  • 横田先生、教員時代の大先輩
  • 空港にスーツケースを送る予定が、締切日を勘違いして送れず。新幹線で抱えていく。
  • 23kg/caseを筋肉で…!ぱわー!
  • アメリカへ再渡航。Unitedでシカゴ経由、$1090。
    CBPの長蛇の列にはアジア系F-1学生が多数。世情もあり緊張感高めで臨んだ入国審査では「勤務先はボストン?神経科学の何が面白いの?」で終了。


おわりに

久しぶりの日本滞在は、前半は色々動き回りましたが、後半は事務手続きをただ待つという苦しい時間でした。どうにかアメリカに戻れましたので、仕事を仕上げて次に向かいたいと考えています。
ボルチモアもお別れです。

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