長濱健一郎先生のジョブセミナーとパネルディスカッション@ジョンズホプキンス大学

JSSB

ボストンも一段と冷え込んできました。先日は氷点下11度まで下がり、完全防寒でも露出している部分が痛いほどの寒さです。ボストン在住の友人からは「冬はまだこれからだ」と言われ、正直なところ絶望しています。
隔週の週末にボルチモアへ戻る(?)という、なんちゃって単身赴任生活を送っていますが、やはりボルチモアのほうが幾分か暖かいですね。

 ロングウッド(ボストン)のバス停

さて、このたびJHUの長濱健一郎さん(Kwon Lab)が、韓国・UNISTの独立PIポジションに採用され、来年から研究室を立ち上げられることになりました。それに伴い、送別会を開催しました。

長濱さんとはほぼ同時期にボルチモアへ留学しましたが、コロナ禍ではほとんど接点がありませんでした。その後、ボルチモアの先輩Mさん(JHU)主催の食事会で知り合い、そこから親しくさせていただいています。研究分野も神経科学で近く、しかも非常に高いレベルで研究されているので、いつも良い刺激を受けています。
私はアメリカに来てから神経科学の世界に入った人間なので、日本のトップ神経科学者界隈の裏話(?)なども含め、いろいろ教えてもらいました。ボルチモアのブルワリーやレストラン、近郊への小旅行、Janelia訪問など、家族ぐるみでお世話になっています。

 ハイブリッドセミナー

送別セミナーでは、ジョブハントの経験や今後の研究の方向性について講演していただきましたが、その内容の多くはNeuroradio(#51 と #96)で非常に詳しく語られています。ここでは詳細を割愛しますので、ぜひリンクから聴いてみてください。いずれの回もかなりボリュームがあり、作業用ラジオとしてもおすすめです。

Podcastは、研究者の自己紹介やキャリアの可視化にとても便利だと改めて感じました。バイオ系のPodcastはいくつかありますが、研究者以外のリスナーも意外と多いようで驚きます。ニッチな切り口を見つけて新しく立ち上げるのも、十分に面白い試みだと思います。

 送別会

これからの長濱ラボの発展が本当に楽しみです!

第2部では、アメリカ各地の研究機関でPIをされている方々にご登壇いただき、パネルディスカッション形式で、アメリカの研究環境、留学、ジョブハント、ライフワークバランスなどについて幅広く意見交換を行いました。
明楽隆志さん、泉泰輔さん、そして我らが苅郷友美さんにご参加いただきました。さすがアメリカでPIをされているだけあって、前に出たときのコメント力が本当に素晴らしいですね。その「前に出る力」自体、日本とアメリカでは求められるレベルがかなり違うと感じました。

非常に有益な情報と熱い思いを共有していただいたので、後日あらためて別投稿でまとめる予定です。また、今回のセミナーではJHUの高柳さん、UMDの平さん、西海岸でインターン中の古川さんにも大変助けていただきました。ご参加いただいた皆さま、本当にありがとうございました。

追記
このような内容のセミナーは、毎年アップデートしていく必要があり、常に一定の需要があると思います。留学本やネット記事も有用ではありますが、どうしてもライブ感に欠ける面があります。特に日本の地方にいる若手研究者には、海外の最新情報が届きにくいのが現状です。
URJやJSPSなどが音頭を取り、若手主催(ここは重要)のオンラインキャリアセミナーとして、北米、欧州、豪州、中国など主要な留学先の若手PIやポスドクを定期的に招き、情報交換の場を設けてもよいのではないでしょうか。文系・理系・医療系と分野は違っても、留学や海外就職に関する課題には共通点も多いはずです。今回は、長濱さんのラボの紹介を兼ねたこと、登壇者が全員知人だったこと、そして自分自身の興味もあり、ハイブリッド形式のセミナーに初挑戦しました。正直、それなりのエフォートはかかりましたが、やってよかったと思っています。

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